京都府域の面積のおよそ74パーセントは森林が占めています。
この森林のうち、木材を生産する目的で植林された森林はおよそ4割を占め、毎年大きくなっています。
建築に使われる木材や土木用の資材、紙やバイオマス資源として利用されるため、京都府内の森林から毎年約17万立方㍍の素材丸太が生産されています。木材は伐採された後でも再び植林することで、再生産が可能な資源です。
森林の木々は大気中の二酸化炭素を吸収し、炭素として固定します。木材は温室効果ガスである二酸化炭素の貯蔵庫の役割もあるのです。そして、近くの森林で育った木材を使うことは、はるばる遠くから運んでくることに比べ、輸送に伴って出される二酸化炭素の量も少なく、地球温暖化を防ぐ役目も果たしているといえます。
京都で育った木で家を作る。
住む人にとっても、地域の森にとっても、私たちを取り巻く環境にとっても一番よい事といえます。